右クリックに「完全に削除する」を追加する方法——ゴミ箱を経由せず即削除【Windows10・11】

右クリックに「完全に削除する」を追加する方法——ゴミ箱を経由せず即削除【Windows10・11】 UIカスタマイズ

ファイルを削除するとき、毎回ゴミ箱に入れてから「ゴミ箱を空にする」って手順、地味に面倒じゃないですか…?

一時ファイルや不要なログファイルなど「どうせすぐ消すし二度と戻さない」とわかってるものまで、わざわざゴミ箱経由にする必要はないですよね。

実は、レジストリを編集することで右クリックメニューに「完全に削除する」という項目を追加できます。これをクリックするだけで、ゴミ箱を経由せず即座に完全削除できます。Shift + Delete と同じ動作を、マウスだけで実現できるようになりますよ!

作業前に必ずレジストリのバックアップを

レジストリの編集は、間違えるとWindowsが起動しなくなることもあります…。作業前に必ずバックアップを取っておきましょう。

バックアップの取り方はこちらの記事で解説しています。5分もあればできるので、面倒がらずにやっておくことを強くおすすめします!

追加後のイメージ

ファイルやフォルダを右クリックすると、「完全に削除する」が追加されます。クリックするだけでゴミ箱を経由せず即削除されます。

ゴミ箱には入らないので、削除したら取り消しできません。大事なファイルには使わないよう注意してください

設定手順

大きく分けて「①VBSファイルを作成する」「②レジストリに登録する」の2ステップです。

ステップ① VBSファイルを作成する

メモ帳を開いて、以下の内容を貼り付けてください。

Set fso = CreateObject("Scripting.FileSystemObject")
path = WScript.Arguments(0)
On Error Resume Next
If fso.FileExists(path) Then
    fso.DeleteFile path, True
ElseIf fso.FolderExists(path) Then
    fso.DeleteFolder path, True
End If

「ファイル」→「名前を付けて保存」で以下の設定で保存します。

  • 保存先:C:\Windows\SilentDelete.vbs
  • 文字コード:ANSI(Shift-JIS)

C:\Windows フォルダへの保存には管理者権限が必要です。メモ帳を「管理者として実行」してから保存するか、一度デスクトップに保存してから移動してください。

ステップ② レジストリに登録する

(まだの場合)レジストリのバックアップを取ってから進めてください。

メモ帳で以下の内容を貼り付け、ファイル名 add_permdelete.reg・文字コード ANSI で保存し、ダブルクリックして適用してください。

Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_CLASSES_ROOT\*\shell\PermanentDelete]
@="完全に削除する"
"Icon"="shell32.dll,-240"

[HKEY_CLASSES_ROOT\*\shell\PermanentDelete\command]
@="wscript.exe //B \"C:\\Windows\\SilentDelete.vbs\" \"%1\""

[HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\shell\PermanentDelete]
@="完全に削除する"
"Icon"="shell32.dll,-240"

[HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\shell\PermanentDelete\command]
@="wscript.exe //B \"C:\\Windows\\SilentDelete.vbs\" \"%1\""

wscript.exe //B はバッチモード(ダイアログなし)でVBSを実行します。

適用後はエクスプローラーを再起動するか、サインアウト→サインインして反映させてください。

元に戻す方法

右クリックメニューから消したい場合は、以下の内容で .reg ファイルを作成してダブルクリックしてください。

Windows Registry Editor Version 5.00

[-HKEY_CLASSES_ROOT\*\shell\PermanentDelete]
[-HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\shell\PermanentDelete]

VBSファイル(C:\Windows\SilentDelete.vbs)も不要になるので、削除してもかまいません。

注意点——完全削除は取り消しできない

完全削除したファイルはゴミ箱に入りません。削除したら基本的には元に戻せません

復元ソフト(Recuva など)を使えば助かることもありますが、確実ではないです…。大切なファイルには絶対に使わないようにして、一時ファイル・ログ・キャッシュなど「完全に不要とわかっているもの」だけに使いましょう!

よくある質問

Q. .regファイルの文字コードはANSIとSJIS、どちらが正しい?
A. どちらも同じです。メモ帳では「ANSI」と表示されていますが、これはShift-JIS(SJISまたはCP932)のことです。UTF-8で保存すると日本語が文字化けするので注意してください。

Q. Windows 10 と Windows 11 で手順は同じ?
A. はい、同じです。ただし Windows 11 では右クリックメニューが刷新され、デフォルトでは「その他のオプションを表示」を開かないと表示されない場合があります。旧スタイルに戻す方法はこちらの記事で解説しています。

Q. 複数ファイルを同時に完全削除できる?
A. 残念ながら今回の設定では選択した最初の1ファイルのみに適用されます。複数ファイルの一括完全削除はより高度な設定が必要になります。

まとめ

手順内容
①VBSファイル作成C:\Windows\SilentDelete.vbs に保存(管理者権限必要)
②レジストリ登録.regファイルをダブルクリックで適用
実行方式wscript.exe //B 経由でVBSを実行
削除後ゴミ箱に入らず即完全削除(取り消し不可)

「ゴミ箱を空にする」のって、一回一回は大した手間じゃないんですけど、積み重なると意外と面倒ですよね。「どうせすぐ消すし」っていうファイル専用のショートカットだと思って、ぜひ気軽に活用してみてください!