ファイルを削除するとき、毎回ゴミ箱に入れてから「ゴミ箱を空にする」って手順、地味に面倒じゃないですか…?
一時ファイルや不要なログファイルなど「どうせすぐ消すし二度と戻さない」とわかってるものまで、わざわざゴミ箱経由にする必要はないですよね。
実は、レジストリを編集することで右クリックメニューに「完全に削除する」という項目を追加できます。これをクリックするだけで、ゴミ箱を経由せず即座に完全削除できます。Shift + Delete と同じ動作を、マウスだけで実現できるようになりますよ!
作業前に必ずレジストリのバックアップを
レジストリの編集は、間違えるとWindowsが起動しなくなることもあります…。作業前に必ずバックアップを取っておきましょう。
バックアップの取り方はこちらの記事で解説しています。5分もあればできるので、面倒がらずにやっておくことを強くおすすめします!
追加後のイメージ
ファイルやフォルダを右クリックすると、「完全に削除する」が追加されます。クリックするだけでゴミ箱を経由せず即削除されます。
ゴミ箱には入らないので、削除したら取り消しできません。大事なファイルには使わないよう注意してください
設定手順
大きく分けて「①VBSファイルを作成する」「②レジストリに登録する」の2ステップです。
ステップ① VBSファイルを作成する
メモ帳を開いて、以下の内容を貼り付けてください。
Set fso = CreateObject("Scripting.FileSystemObject")
path = WScript.Arguments(0)
On Error Resume Next
If fso.FileExists(path) Then
fso.DeleteFile path, True
ElseIf fso.FolderExists(path) Then
fso.DeleteFolder path, True
End If「ファイル」→「名前を付けて保存」で以下の設定で保存します。
- 保存先:
C:\Windows\SilentDelete.vbs - 文字コード:ANSI(Shift-JIS)
C:\Windows フォルダへの保存には管理者権限が必要です。メモ帳を「管理者として実行」してから保存するか、一度デスクトップに保存してから移動してください。
ステップ② レジストリに登録する
(まだの場合)レジストリのバックアップを取ってから進めてください。
メモ帳で以下の内容を貼り付け、ファイル名 add_permdelete.reg・文字コード ANSI で保存し、ダブルクリックして適用してください。
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_CLASSES_ROOT\*\shell\PermanentDelete]
@="完全に削除する"
"Icon"="shell32.dll,-240"
[HKEY_CLASSES_ROOT\*\shell\PermanentDelete\command]
@="wscript.exe //B \"C:\\Windows\\SilentDelete.vbs\" \"%1\""
[HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\shell\PermanentDelete]
@="完全に削除する"
"Icon"="shell32.dll,-240"
[HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\shell\PermanentDelete\command]
@="wscript.exe //B \"C:\\Windows\\SilentDelete.vbs\" \"%1\""wscript.exe //B はバッチモード(ダイアログなし)でVBSを実行します。
適用後はエクスプローラーを再起動するか、サインアウト→サインインして反映させてください。
元に戻す方法
右クリックメニューから消したい場合は、以下の内容で .reg ファイルを作成してダブルクリックしてください。
Windows Registry Editor Version 5.00
[-HKEY_CLASSES_ROOT\*\shell\PermanentDelete]
[-HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\shell\PermanentDelete]VBSファイル(C:\Windows\SilentDelete.vbs)も不要になるので、削除してもかまいません。
注意点——完全削除は取り消しできない
完全削除したファイルはゴミ箱に入りません。削除したら基本的には元に戻せません。
復元ソフト(Recuva など)を使えば助かることもありますが、確実ではないです…。大切なファイルには絶対に使わないようにして、一時ファイル・ログ・キャッシュなど「完全に不要とわかっているもの」だけに使いましょう!
よくある質問
Q. .regファイルの文字コードはANSIとSJIS、どちらが正しい?
A. どちらも同じです。メモ帳では「ANSI」と表示されていますが、これはShift-JIS(SJISまたはCP932)のことです。UTF-8で保存すると日本語が文字化けするので注意してください。
Q. Windows 10 と Windows 11 で手順は同じ?
A. はい、同じです。ただし Windows 11 では右クリックメニューが刷新され、デフォルトでは「その他のオプションを表示」を開かないと表示されない場合があります。旧スタイルに戻す方法はこちらの記事で解説しています。
Q. 複数ファイルを同時に完全削除できる?
A. 残念ながら今回の設定では選択した最初の1ファイルのみに適用されます。複数ファイルの一括完全削除はより高度な設定が必要になります。
まとめ
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| ①VBSファイル作成 | C:\Windows\SilentDelete.vbs に保存(管理者権限必要) |
| ②レジストリ登録 | .regファイルをダブルクリックで適用 |
| 実行方式 | wscript.exe //B 経由でVBSを実行 |
| 削除後 | ゴミ箱に入らず即完全削除(取り消し不可) |
「ゴミ箱を空にする」のって、一回一回は大した手間じゃないんですけど、積み重なると意外と面倒ですよね。「どうせすぐ消すし」っていうファイル専用のショートカットだと思って、ぜひ気軽に活用してみてください!

